当サイトの記事は編集部がメーカー公式情報などの公開情報をもとに独自に調査・執筆しています。記事内にはアフィリエイト広告を含む場合があります。
『MX-30って、いつからあって、どこが変わってきたの?』と気になって調べている方も多いはずです。中古を見ても新車を見ても、パワートレインやグレード名がバラバラで分かりにくいですよね。
結論から言うと、MX-30はまだ初代のままで、フルモデルチェンジはしていません。変わってきたのは「積んでいるパワートレイン」と「グレードの並び」です。
この記事を読めば、2020年の発売から2026年改良までの流れと型式、中古で年式を見分けるコツがひと通り分かります。
MX-30とはどんな車?読み方とセグメント
MX-30の読み方は「エムエックス サーティー」です。マツダのコンパクトクロスオーバーSUVで、乗車定員は5人です。
いちばんの特徴は、観音開きの「フリースタイルドア」です。後ろのドアは前のドアを開けてからでないと開け閉めできない作りになっています。
MX-30は2020年発売の初代(DR系)がずっと続いている車です。2026年10月時点で新車で買えるのは「MX-30 ROTARY-EV」の2グレード(ROTARY-EV/Natural Monotone)だけで、2WD(FF)のみです。
車検証のボディタイプは「ステーションワゴン」です。見た目はSUVでも、書類の上ではこう書かれるんです。
兄弟と言える車はCX-30です。プラットフォームが近く、寸法もよく似ています。
| 項目 | 現行MX-30 ROTARY-EV(2026年改良モデル) |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 4,395×1,795×1,595mm |
| ホイールベース | 2,655mm |
| 車両重量 | 1,780kg |
| 乗車定員 | 5名 |
| 駆動 | 2WD(FF)のみ |
| 型式 | 3LA-DR8V3R |
数値はマツダ公式の主要諸元・装備表(2026年9月現在)の値です。
2020年から2026年までの年表
まずは全体の流れを1枚で見てみましょう。ここを押さえておくと、中古車の説明文もぐっと読みやすくなります。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2019年10月 | 東京モーターショーで世界初公開 |
| 2020年10月8日 | マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0)で発売。2WDと4WD |
| 2021年1月28日 | EV MODEL(35.5kWhバッテリー)発売 |
| 2023年9月14日 | ROTARY-EVの予約開始(発売は2023年11月)。発売記念の特別仕様車「Edition R」 |
| 2024年10月31日 | 商品改良。全パワートレインに特別仕様車「Retro Sports Edition」 |
| 2025年3月31日 | EV MODELが生産終了 |
| 2025年夏ごろ | ROTARY-EVの生産を一時休止(電池安全の新基準対応と報道) |
| 2026年夏 | ROTARY-EVが2026年改良モデルとして生産再開 |
| 2026年8月末 | マイルドハイブリッドが生産終了 |
日付はマツダ公式リリースと報道をもとにしています。生産休止の正確な期間ははっきりしないので、幅を持たせて書いています。

マイナーチェンジと年次改良の違い
マツダはモデルチェンジの区切りをはっきり付けず、毎年のように中身を少しずつ変えていく「年次改良」が多いメーカーです。MX-30も、大きく変わった時期と小さな変更の時期が混ざっています。
中古車の説明で「マイナーチェンジ後」と書かれていたら、どの改良のことかを聞いてみてください。MX-30なら、2024年10月か2026年夏のどちらかを指していることが多いはずです。
『フルモデルチェンジはいつ?』と聞かれることもありますが、2026年10月時点で次の型の発表はありません。いま「新型」と言われるのは、2026年改良モデルのROTARY-EVのことです。
パワートレインは3つ。いま新車で買えるのは1つだけ
MX-30を分かりにくくしているのが、同じ車名で3種類のパワートレインがあったことです。ここが大事なところです。
| パワートレイン | 中身 | 販売期間 | 自動車税(年) |
|---|---|---|---|
| マイルドハイブリッド(e-SKYACTIV G 2.0) | 2.0Lガソリン+小さなモーター | 2020年10月〜2026年8月末 | 36,000円 |
| EV MODEL | 35.5kWhバッテリーの電気自動車 | 2021年1月〜2025年3月31日 | 25,000円 |
| ROTARY-EV(e-SKYACTIV R-EV) | ロータリー発電のプラグインハイブリッド | 2023年11月〜現行 | 25,000円 |
自動車税は2019年10月以降に登録した自家用車の金額です。ROTARY-EVはエンジンが0.830Lなので、1.0L以下の区分に入ります。
マイルドハイブリッドの生産終了と、ガソリン車に乗りたい人の選び方はMX-30のマイルドハイブリッド生産終了の記事で詳しく見ています。
EV MODELを中古で検討している方は、MX-30 EV MODELを中古で買う前に知ることを読んでみてください。
ROTARY-EVのロータリーエンジン(8C-PH型・0.830L・72PS)は発電専用です。タイヤを回すのはいつもモーター(170PS/260N・m)です。仕組みはMX-30のロータリーの仕組みで解説しています。
型式の見方。車検証のどこを見ればいい?
『中古車の説明に書いてある型式、どれがどれなの?』という方もいますよね。型式は車検証の「型式」欄に書かれています。
| 型式 | パワートレイン | 出典 |
|---|---|---|
| 3LA-DR8V3R | ROTARY-EV(エンジン8C-PH型) | マツダ公式の諸元表 |
| 5AA-DREJ3P | マイルドハイブリッド(前期) | 報道・中古車カタログの値 |
| 5AA-DREJ3R | マイルドハイブリッド(後期) | 報道・中古車カタログの値 |
頭の「3LA」「5AA」は排出ガスや燃費の区分を示す記号です。後ろの「DR」の部分がMX-30の車台を表しています。
EV MODELの型式と、年式ごとの細かな型式の切り替わりは、この記事では断定しません。年式で異なるので、気になる車両は車検証で確かめるのが確実です。
- 車検証の「型式」欄で3LA・5AAなど頭の記号を確認する
- 「原動機の型式」欄でエンジンの種類を確認する(ROTARY-EVは8C-PH)
- 初度登録年月を見て、2024年10月の改良より前か後かを確認する
- 4WDかどうかは「駆動方式」と装備の説明で確認する
2024年10月の商品改良で何が変わった?
中古で選ぶ時に、いちばん差が出やすいのが2024年10月31日の商品改良です。前と後で、毎日使う装備が変わっています。
| 改良で追加・変更されたもの | 内容 |
|---|---|
| 特別仕様車 | 全パワートレインに「Retro Sports Edition」 |
| センターディスプレイ | 10.25インチに |
| スマホ連携 | Apple CarPlayのワイヤレス接続 |
| USB | Type-Cに |
| 安全装備 | AT誤発進抑制に歩行者検知、リアシートアラート |
| その他 | リモートエンジンスタート(マイルドハイブリッド車) |
当時の価格(税込)は、マイルドハイブリッドが2,935,900〜3,406,700円、EV MODELが4,669,500〜5,211,800円、ROTARY-EVが4,356,000〜4,942,300円でした。
例えばこんな場面です。
「同じくらいの値段なら、どっちの年式がいい?」
「スマホをケーブルなしでつなぎたいなら、2024年10月の改良以降の車を探すと楽ですよ」
改良前のグレード名(Modern ConfidenceやIndustrial Classicなど)の違いは、改良前MX-30のグレードの違いでまとめています。
2026年改良モデルのROTARY-EVはどこが違う?
2026年夏に生産を再開したROTARY-EVは、中身もいくつか変わりました。実は、燃費の総合値は変わっていません。
| 項目 | 2026年改良モデル | 改良前(2024年8月現在) |
|---|---|---|
| グレード | ROTARY-EV/Natural Monotoneの2つ | Modern Confidence・Retro Sports Editionなど |
| WLTC総合燃費 | 15.4km/L | 15.4km/L |
| 市街地/郊外/高速 | 16.1/14.8/15.5km/L | 11.1/18.5/16.4km/L |
| 車外騒音規制 | 平成28年規制(M1A3A)に適合 | 対応前 |
| ボディカラー | 整理(ジルコンサンドメタリック等は廃止) | セラミック・ジルコンサンド・3トーンなど |
改良前の燃費の内訳は、報道や比較記事で出ている値です。総合15.4km/Lは同じでも、街中での燃費の出方が変わったと言えます。
いまの価格はROTARY-EVが4,433,000円、Natural Monotoneが4,983,000円です(税込・2026年9月現在)。
販売店の広告で「新型MX-30」とあっても、フルモデルチェンジの意味ではありません。2026年改良モデルのROTARY-EVのことです。マイルドハイブリッドやEV MODELは、いまは中古でしか選べません。
中古で選ぶなら、どの年式・パワートレイン?
ここまでの流れを踏まえると、中古の選び方はシンプルになります。『結局どれを探せばいいの?』に答えるなら、まず使い方で分けてみてください。
- 毎日の走行距離と、自宅で充電できるかを確かめる
- 充電できない、または雪国で4WDがほしいならマイルドハイブリッドを候補にする
- 自宅で充電できて近場中心なら、EV MODELかROTARY-EVを候補にする
- スマホのワイヤレス接続が要るなら、2024年10月の改良以降に絞る
- 車検証の型式と初度登録年月で、説明どおりの車かを確かめる
4WDがあるのはマイルドハイブリッドだけです。EV MODELとROTARY-EVは2WDしかありません。
相場や値引きの話は時期と地域で変わります。新車の値引きの目安はMX-30の値引き相場と交渉の順番で見ています。
在庫の条件を絞って探す時は、年式とパワートレインを先に決めておくと迷いにくいですよ。
MX-30買いたいドットコム
MX-30の値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、MX-30の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

よくある質問
MX-30の発売日はいつですか?
日本では2020年10月8日にマイルドハイブリッドで発売されました。EV MODELは2021年1月28日、ROTARY-EVは2023年11月に発売されています。
MX-30はフルモデルチェンジしましたか?
していません。2026年10月時点でもMX-30は初代のままです。変わってきたのはパワートレインの追加と終了、グレードの整理です。
MX-30 ROTARY-EVの型式は何ですか?
現行のROTARY-EVは3LA-DR8V3Rで、エンジンの型式は8C-PHです。マツダ公式の主要諸元・装備表の値です。
2026年の改良では何が変わりましたか?
グレードがROTARY-EVとNatural Monotoneの2つに整理され、WLTCの市街地燃費が改善しました。車外騒音規制への適合やボディカラーの整理もあります。
MX-30はどのセグメントの車ですか?
コンパクトクロスオーバーSUVです。車検証のボディタイプはステーションワゴンと書かれます。
まとめ
- MX-30は2020年10月発売の初代がずっと続いていて、フルモデルチェンジはしていない
- パワートレインはマイルドハイブリッド・EV MODEL・ROTARY-EVの3つ。新車で買えるのはROTARY-EVだけ
- 現行ROTARY-EVの型式は3LA-DR8V3R。価格は4,433,000円と4,983,000円
- 2024年10月の改良でワイヤレスCarPlayや10.25インチ画面が付いた
- 中古は充電環境と4WDの要否でパワートレインを決めてから年式を絞る





コメント